出産-退院-精算

出産

陣痛が始まったら、シャワーを浴びて入院の準備をします。 アメリカでは寝巻きや使い捨ての下着(生理用品)が用意されて いますので、化粧品や歯ブラシと帰りの洋服を持てば荷物はほとんど必要無いです。ただし、チャイルドシートを忘れると退院できませんので必ず入院時に持参してください。

  陣痛が5分間隔になったら、病院に連絡をして入院します。 分娩室にはつきそいのパパ用の簡易ベットもあります。

  入院すると、陣痛の測定器と赤ちゃんの心音を図る測定器が お腹に巻かれます。入院した時点で無痛分娩を希望すれば、 麻酔科のドクターが来てくれます。陣痛がきて子宮口が大きく開くまでは、看護婦さんが、常時ついてくれます。

 そして出産。日本語の通じる産婦人科医が無事に取り上げてくれるので安心です。

 出産後は個室の休養室に移動します。 赤ちゃんは希望により同室でもいいですし、ゆっくり休みたい場合はナースステーションで 預かってくれますので希望をナースに伝えてください。

 休養室にはシャワールームと、付添い用の簡易ベットが完備されていて、お父さんもずっと一緒に過ごせます。 

 

退院と精算

  アメリカでは普通分娩の場合、通常、出産の翌日か翌々日には退院で、帝王切開の場合も、2泊3日程度の入院で退院となります。日本よりかなり短いので、ゆっくりしている暇はありませんが「回復は自宅で行う」という習慣なのです。
 どうしても入院を延長したい場合は治医と相談してください。その際に金額のチェックもお忘れなく! 病院にもよりますが、保険なしの場合、1泊の延泊が1000ドル~2000ドル程度する場合も珍しくありません。
 

精算

 日本と違い退院日には精算はありません。請求は退院後、数週間~数か月後に計算した請求書が自宅に送られてきます。日本ではすべての診療費用が合算で「病院」から請求されますが、アメリカでは、病院での治療・投薬費、産婦人科医、小児科医、麻酔科医(無痛分娩の場合)、検査で使ったラボ(研究所)、場合によっては出産に際し手伝った助手の医師の費用・・・などが細かくそれぞれ別々に請求されます。

 アメリカでは「病院代」というのは「病院という施設(や設備に伴う消耗品類)の利用費」という意味であり、「病院代」だけ払ったら終了ではありませんので、ご注意ください。

 

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