③出国前の日本での準備
いろいろな事前予約
①現地医師の決定
まずはハワイで診ていただく産婦人科のドクターを決めましょう。いろいろな希望・条件があると思いますが、多くの日本人妊婦さんには下記のような医師を選んでいます。
・日本語の通じる医師
・女性医師
・自身が出産経験のある医師
アメリカでは日本と違い、まず主治医を決めてからどの病院で出産するかを医師と相談します。したがって「病院」より先に「医師」を決める方が大事です。そしてお腹の状態を診断しながらその医師と一緒に病院を選びましょう。
最初の産婦人科検診は、ハワイ到着日からできるだけ早く予約しましょう。行きの飛行機では長時間にわたり気圧の変化がかかりますから、到着してあまり時間をおかずにお医者様に見ていただくのが理想的です。
ハワイでの診療は基本的にすべて予約制で「飛び込み」は受け付けてもらえません(それでもかなり待たされます)。必ず日本出発前に予約を入れてください。
②ご滞在はコンドミニアムで
「ハワイ出産」の現地滞在先ですが、ホテル、コンドミニアム、一軒家、アパート・・・などいろいろな選択肢がありますが、当会では下記の理由で、しっかりしたセキュリティの1BRのコンドミニアムをお勧めしています。
(1)ご家族の滞在人数にもよりますが、多くの妊婦さんは1BR(ワンベッドルー
ム)のコンドをお選びになります。これは日本でいうと「1LDK」の間取り
で、「寝室」と「LDK」が分かれていますから、ホテルでいうと「スイート
ルーム」の間取りになります。
Studio(寝室とDKが一緒になった、日本でいう「ワンルーム」のお部屋)
というお部屋もありますが、こちらお客様がいらした時などに授乳やおむつ替
えもはばかられてしまいます。
(2)コンドにはたいてい家庭用冷蔵庫とキッチンが標準されています。ホテルな
どはせいぜいコーヒーメーカーでお湯を沸かせるくらいで、部屋の中で「調
理」できるとこは少ないです。特に赤ちゃんが生まれた後は外出もままならな
くなるので、できるだけ「自炊体制」を準備しましょう。
(3)一軒家や安いアパートは、治安の問題があります。ハワイは全米でも安全な
都市の一つですが、それでも拳銃が当たり前に所持されている街です。ワイキ
キは外国から観光客が世界中から集まるということもあって、残念ながら「コ
ソ泥」「置き引き」「ぼったくり」「麻薬の売人」「娼婦」などの犯罪者も少
なからずいます。「ハワイ出産」に関して最も重要なことは「妊婦さんと生ま
れた赤ちゃんが無事安全に日本に帰国すること」だと考えると、セキュリティ
にお金を惜しんではいけません。
(4)ホテルでは、洗濯物をいちいち「ランドリーサービス」に頼まないといけま
せんが、コンドであれば自室内もしくはコンド内の共用ランドリーで洗濯がで
きます。赤ちゃんが生まれたら洗濯物が増えますから、この点は意外に重要で
す。また市中のコインランドリーは、ペット用品を洗う人も多く、衛生面の問
題でお勧めできません。特に赤ちゃん用の衣類はコンド内の洗濯機を使うよう
にしましょう。
③航空券の予約
産婦人科医とコンドが決まったら、航空券の予約を入れます。航空券は往復ともにビジネスクラス以上にしましょう。
日本とハワイは約7時間。日本からのハワイ便はたいてい夜便です。行きは臨月のお腹ですから、エコノミークラスではシートピッチがせまく、前の人がシートを倒して寝てしまったら、トイレにも行けなくなります。狭くてテーブルも出せず、ホノルルまで動けないまま座席にカンヅメ状態になります。
また帰りも、生まれたばかりの赤ちゃんが一緒です。混んでいて狭いエコノミークラスは避けましょう。
気をつけなくてはいけないのは、帰りは赤ちゃんのチケットも必要になるということです。これは出産後、現地で航空会社にリクエストすればOKです。
④日本での産婦人科検診と英語版の母子手帳
渡航前は日本でも普通に定期検診を受けましょう。日本人の主治医にはハワイで出産する旨を伝えてください。 胎児の成長の度合い、母体の状態などのアドバイスをいただき、英語版の母子手帳に記入していただきましょう。
母子手帳はこちらから英語版が購入できます。ハワイのお医者様に見せるためにぜひ用意しておきましょう。
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